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鉱業は、クローム鉱をはじめ、鉛、雲母、石英、セレスチン(天青石)、硫酸鉱、ボーキサイト、ウラニウム、鉄鉱石など各種の地下資源があるが、僅かに黒鉛、雲母およびクローム鉱が商業べ一スで開発されているに過ぎない。
石油については、82年に外国企業4社と石油開発契約を結び、マダガスカル西岸沖約10万平方キロの海域にわたって探査活動が行われている。
また、政府は85年2月英国British Petroleum社と石炭開発契約を結び、マダガスカル西南郡地方における石炭試掘活動を続けている。

 

鉱業生産実績

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マダガスカルの工業は、農産物の加工工業と織物工業が主なものである。
トアマシア精油所は、67年以来、輸入原油を精製し石油製品の輸出に貢献している。
この精油所で生産した揮発油を利用した化学肥料工場および製薬工場が85年に完工し、操業を開始した。また、同年には植物油加工工場も完成した。
政府は、工業部門の効率と生産性の向上を図るため、85〜86年に世銀から総額6,000万ドルの融資を受けた。

 

 

 

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